1967-12-15 第57回国会 参議院 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号
それで萩野博士の鉱毒説というものが初めて世間に紹介されたのでありますが、その後どのお医者さんも報告書において鉱毒説を排斥しまして、原因は全く不明であって、鉱毒説を唱える学者なんかおるがとんでもないというような意味の医学報告がなされております。
それで萩野博士の鉱毒説というものが初めて世間に紹介されたのでありますが、その後どのお医者さんも報告書において鉱毒説を排斥しまして、原因は全く不明であって、鉱毒説を唱える学者なんかおるがとんでもないというような意味の医学報告がなされております。
現在の状態でございますと、最近の医学報告によりますと、百人のうち五、六人は黴毒にかかつておる。そうしますと、日本の人口を八千万と仮定しますと、実に四百八十万人という黴毒患者があるという数字になるのでございます。淋病の方になりますと、もつと黴毒より多い。約三倍くらい多いという状況でありまして、二千万人というものがこの疑いをもつておると言われております。